OLIVER GOLDSMITH 2022 S/S 『The Royal Collection

1926年創業という歴史を持つ英国ブランド【OLIVER GOLDSMITH(オリバーゴールドスミス)】が2022 S/Sコレクションにて新たなアーカイブモデルが発表されました。

その名も『The Royal Collection(ロイヤルコレクション)』というもので1971年3月に発表されたコレクションを初めて復刻することとなりました。コレクション名にある通りモデル名には英国王室に由来するもので構成されているところや手描き感溢れるデザインも実にゴールドスミスらしい趣が感じられるアイテムとなり、カッティングの加え方や丸みの仕上げ方など当時のハンドメイドメイドでこだわっていた細部までを一切のアレンジをせず忠実に再現します。

元々は『UK OPTICAL(ユーケーオプティカル)』が2代目であるチャールズ・ゴールドスミス氏に持ちかけた企画であり、1950〜1960年代にスケッチしつつも未発表となっていたモデルや当時の人気モデルにアレンジを加えたモデルを1つのコレクションとしてまとめ上げて発表されました。ロイヤルコレクションは当時『全6型』で発表されておりましたが今回その中から『4型』が復刻することとなりました。

また、本コレクションで展開される『フレームカラー』もオリバーゴールドスミスの愛好家なら知っておきたい豆知識で、それぞれ

A) 1971年3月当時のフレームカラーを忠実に再現・・・Bracken』『Mink』『Rose』『Cloudy Sky』

B) 2005年復活当時のフレームカラーを復活・・・『Sepia』『Wakame』

C) 現代OGでは外せないフレームカラー・・・『Nero』『Dark Tortoiseshell』『Black Float』

D) 3代目アンドリュー氏がメンズフレームでお気に入りのカラー・・・『Ice』

となっています。(※赤太文字は復活以降初めての復刻となります!)

展開された全4型を展開カラーと併せてご紹介いたします。

●mod.ASCOT Ⅱ (アスコット2)

当時の人気モデル『VICE CONSUL』をベースにしてリデザインされたモデルです。フロント両サイドのボリュームやブリッジのエッジが効かせてスクエアフレームに見えますがレンズシェイプに強い丸みをつけることでメリハリをつけたスタイルが特徴的です。アイサイズはスクエアの中では珍しく49mmとやや小さめになっています。モデル名は英国王室が保有する「アスコット競馬場」が由来となっています。

展開カラー:Nero / Dark Tortoiseshell / Cloudy Sky / Mink / Rose / Sepia

●mod.SANDRINGHAM (サンドリンガム)

1950〜1960年代の未発表モデルをコレクションとして発表したモデルです。一見キャット風に見えるもののブロウラインはストレートに近く、またティアドロップとボストンシェイプが複雑にミックスされたシェイプはこれまでのアーカイブにはないデザインとなっています。智元のボリュームを細身のテンプルに合わせて抑えているためゴールドスミスの掛けやすいモデルの1つとしてご紹介できそうです。サイズ感はやや小ぶりになっています。モデル名は英国王室が保有している別邸の1つ「サンドリンガム・ハウス」が由来となっています。

展開カラー:Nero / Dark Tortoiseshell / Cloudy Sky / Mink / Rose / Sepia

●mod.ST.JAMES(セントジェームズ)

1950〜1960年代の未発表モデルをコレクションとして発表したモデルです。リムデザインはやや大ぶりの正方形に近いスクエア型に強い丸みを持たせたレンズシェイプをあてがったスタイルで、ゴールドスミスならではの正統派と遊び心が見事に融合されたモデルです。ややブリッジの位置を高めにセットし、サイズ感は少し大きめの54mmとありますが、ブリッジ幅が狭く、小さいキーホールデザインを入れ、さらにはテンプルもラウンドフレームのようにレンズの中心ラインから始まっているなど不思議な魅力に惹き寄せられます。モデル名はロンドンにある最も古い宮殿とされる「セント・ジェームズ宮殿が由来となっています。

展開カラー:Nero / Dark Tortoiseshell / Black Float / Ice / Bracken / Wakame

●mod.BUCKINGHAM(バッキンガム)

当時の人気モデル『ZAK』をリデザインしたモデルとしてコレクションの1つとして生まれ変わりました。フロントは8mm厚のアセテート生地を採用した本モデルはエッジを効かせたウエリントンのツーブリッジデザインを取り入れています。トップバーに相当する箇所はストレートに、下側の通常ブリッジ箇所はカーブのあるブリッジでつなぐという趣向が一般的なスタイルと違いが出ています。また、『ZAK』の特徴的な太さは全体的に残しつつ掛け心地を良くするためのアップデートを図っています。モデル名は言わずと知れた『バッキンガム宮殿』が由来となっています。

展開カラー:Nero / Dark Tortoiseshell / Black Float / Ice / Bracken / Cloudy Sky

気になる商品の発売は2022年9月頃(予定)となりますのでぜひ入荷を楽しみにお待ちくださいませ!